AIを信用しても、信託するな。
「AIが誤って全データを削除しました」という記事を見かけました。
まあ、起こるだろうな、と思います。
これは使い方の話ではなく、AIにどこまで任せていいのかという構造の話です。
信用・信頼・信託
信用は、実績を評価して用いること。
信頼は、人格を評価して頼ること。
信託は、手綱を放して任せきること。
違いは、責任を引き受ける構造にあります。
AIは「信用」止まり
人間はキャリアを担保に、ベンダーは契約を担保に責任を取ります。
AIは全データを消しても「申し訳ありません」で終わり。
成果の責任が持てないから、信頼にも信託にも届かないのです。
それでも人は信託してしまう
楽ですから。
コードレビューや設計判断まで任せきった瞬間、それは信託になります。
引き受け手のいない信託は、成果に責任を持つ主体が誰もいないという穴になる。
冒頭の事故は、その穴に落ちた結果でしかありません。
任せきれない領域には、人間の責任者を置く。この構造は、本質的に変わりません。
だからこそ、人は学ぶべきだということです。
